院長ご挨拶
当院は先代の院長が市内宮下19丁目に開業し、その後現在地に移転し、さらに現院長が札幌医大産婦人科講師を辞して継承し、計60年が経過しました。
現在は分娩の取り扱いは行っていませんが、特に体外受精を含む最新不妊治療に力を入れております。
不妊治療以外にも、一般婦人科、子宮がん検診などに日本、欧米の最新知識、技術を提供し、旭川、道北そして北海道の婦人科医療に貢献していきたいと考えています。
みずうち産科婦人科院長:水内 英充
院長略歴
1976年
札幌医大卒業
1976年
同大産婦人科学講座 大学院 入学
1980年
同大学院卒業 医学博士取得
1988年
札幌医大産婦人科 講師
1989年
ジョージ・ワシントン大学(アメリカ・ワシントンDC)留学
1994年10月
札幌医大産婦人科 講師退職
1994年11月
旭川にて開業
資格・加入学会
- 医学博士
- 母体保護法指定医
- 日本産科婦人科学会専門医
- 日本臨床細胞学会細胞診専門医(No:319)
- 日本生殖医学学会会員
- 日本受精着床学会会員
- 日本IVF学会会員
- アメリカ産婦人科学会(ACOG)会員
- アメリカ生殖医学学会(ASRM)会員
- ヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)会員
- 日本癌治療学会会員
- 日本東洋医学会漢方専門医
- 日本女性医学学会(旧日本更年期医学会)会員
- 日本抗加齢医学会会員
- 日本婦人科腫瘍学会 会員
- A-PART会員
- 良導絡博士
水内 英充 院長の書籍
妊娠力を高める最新不妊治療214のポイント
当院 院長が執筆した“妊娠力を高める最新不妊治療214のポイント”が2016年9月23日刊行されました。受付、書店、ネットで販売しております。
副院長ご挨拶
2020年8月から副院長として勤務を開始しました水内将人です。
札幌医科大学に長く所属し、全道各地で一般産婦人科診療にあたって参りました。
前任地の神谷レディースクリニック(札幌)では最先端の不妊治療に携わり、その経験をここ旭川でも皆さんのお役に立てることができればと思っております。
また、臨床遺伝専門医として、今後さらにニーズが高まる出生前診断や着床前診断についても皆さんに情報提供ができればと考えております。
不妊治療から出生前診断まで気になることがありましたらお気軽にお尋ねください。
みずうち産科婦人科副院長:水内 将人
副院長略歴
1996年
函館ラ・サール高等学校 卒業
2002年
筑波大学医学専門学群 卒業
2002年
札幌医科大学 麻酔科(市立旭川病院、帯広厚生病院などで研修)
2005年
札幌医科大学 産婦人科
2009年
札幌医科大学大学院医学研究科 修了 医学博士取得
2010年
日鋼記念病院 産婦人科 科長
2012年
ケンブリッジ大学(英国)留学
2013年
国際胎盤学会 新人賞受賞(フランス:パリ)
2014年
宮城県立こども病院 産科
2015年
札幌医科大学 産科・周産期科 助教
2016年
札幌医科大学 産科・周産期科 講師
2019年
神谷レディースクリニック
2020年8月
みずうち産科婦人科 副院長
資格
- 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
- 日本周産期新生児医学会 周産期専門医(母体・胎児)
- 日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医
- 日本超音波医学会 超音波専門医・指導医
- 日本生殖医学会 生殖医療専門医
- 日本女性医学学会 専門医
- 麻酔科標榜医
- 医学博士
北海道新聞の取材を受け、
当院が紹介された記事
- 1997年6月1日 旭川医大以外で初の体外受精の妊娠、分娩成功 地方版
- 無痛分娩の記事(以前分娩を扱っていた時期の記事)地方版
- 病院でのアロマセラピーの応用についての記事(分娩を扱っていた時、旭川で最初に日本アロマセラピー学会認定施設に指定されました)全道版
- 院長が不妊症の本("不妊治療の142のポイント")を出版した記事 地方版
- 2008年1月30日"病院でISO 取得増加 患者満足度向上へサービス強化"(産婦人科で北海道では2番目、旭川では初めてISOを取得したため取材を受けた時の記事)全道版
- 2011年12月14日"子宮頚がん予防 道北でもワクチン助成" 地方版
その他の取材
- 2010年8月12日号 週刊誌 女性セブン“更年期障害で行く女性が選んだいい病院”全国版
- 2010年12月16日号 週刊誌 女性セブン 更年期ハンドブック 全国版
TV取材を受け院長が出演した番組
UHB スーパーニュース 特集「不妊治療」
不妊治療のため当院に通院する地方にお住まいの患者さんのドキュメンタリー・・この41歳の方はその後当院で体外受精を行い、妊娠、分娩しました(7分)
NHK ネットワークニュース北海道
東川の不妊治療の助成について・・後に全国放送されたようです 不妊(5分)
英文論文
- Identification of transferrin receptor in cervical and endometrial tissues: Mizuuchi.H et al. Gynecologic Oncology ,31,292(1988)
- Clinical implication of K-ras mutation in malignant epithelial tumors of the endometrium: Mizuuchi.H et al. Cancer Research, 52:2777,1992
- High incidence of point mutation in K-ras codon 12 in carcinoma of the fallopian tube. Mizuuchi.H et al. Cancer. 1995 Jul 1;76(1):86-90.
- その他多数
国際学会発表
- orrelative light and scanning electron microscopy in endometrial cytology
第7回国際細胞診学会. ミュンヘン(ドイツ). 1980
- dentification of T cell subsets and B cell infiltrating in endometrial cancer tissues.
国際産婦人科学会. 西ベルリン(ドイツ) 1985
- dentification of transferrin receptor,EGF receptor and S phase cells in normal and cervical malignant tissues.
国際子宮頚部コルポスコピー学会: サンパウロ(ブラジル) .1987
- Clinical implication of K-ras mutation in malignant epithelial tumors of the endometrium
アメリカ癌学会, サンディエゴ(アメリカ) 1992
- その他・・・
ISO 9001:2008の認証を取得
(2007年8月〜2016年5月)
国際標準化機構ISO 9001:2000を内科や外科を含め3400ある北海道の診療所で2番目に認定されました。旭川では病院を含め2番目です。ISOとは世界148か国が 加盟している国際団体で、国際的に通用する規格の制定を行っています。規格の意味でも使われます。現在、ISO 9001:2008の認証を取得しています。 ISO 9001:2008の取得は一般企業ではめずらしくないものとなっていますが、上記のように医療分野ではまだ認定されている病院、診療所が少ないのが現状です。
当院は、婦人科、不妊治療について、第三者機関である登録審査機関の審査を受け、日本、イギリスの認証を受けました。これは当院の医療システムの質が評価されたということであります。
病院の質の評価としては、他に日本病院機能評価機構による評価がありますが、これは日本の国内基準であり、一度取得すると定期審査がありません。一方、 ISOは国際基準であり、第三者による1年に1回以上の定期的なシステムの改善状況の審査を受けなければならず、取得後も常に改善を検討していかなければ なりません。日本病院機能評価機構は内部監査がありませんが、ISOは内部監査もあり、その認証を維持していくことは日本病院機能評価機構より厳しいシス テムになっていますが、その分、医療の質を維持、向上させていくには有効な評価法と言えると思います。
ISO 9001:2008を取得し、システムを構築して行くことにより、職員全員が目標を持ち、個々がその目標達成のため努力しなければなりません。目標は達成 されたか定期的に内部監査や第三者による登録審査機関がチェックしますので、これが職員の資質の向上につながり、ひいては患者様を中心とした質の高いチーム 医療を実践することが可能となります。もちろん病院自体のシステムが患者様に満足していただけるような質の高い医療やサービスが提供されているかも毎年審 査されます。
本州の不妊治療施設ではすでにISOを取得している施設がいくつもありますが、北海道では全診療科を含めても非常に少ないのが現状です。今後は診療レベルの向上のためにもこの審査を受ける施設が増えてくると思います。
北海道新聞2008年1月30日(水) 全道版に"病院もISO 9001.2000の認証を取得する時代になった"という記事が掲載されました。
当院も取材を受け、その取り組みが紹介されました。
上記のように2007年に北海道の診療所として2番目にISOを取得しましたが、約10年間毎年受けていた審査でも問題点は指摘されず、ISOの品質マネジメントシステムは毎日の業務の中に浸透しており、職員一同充分理解していると判断し、ISOの継続、審査を辞退することにいたしました。
外部からの審査は終了しましたが、内部監査は従来通り行っていきますので、これまでと変わりない診療の向上を目指していきます。
2016.6.2